coinkeiba.com

仮想通貨と競馬で資産を増やす外資系リーマンのブログ

外資系リーマンが仮想通貨の投資と競馬で資産を築きます。毎週重賞の競馬予想を公開し、配当は仮想通貨の購入に充てます

【KyberNetwork】ICO参加:最高のDEXと決済システムに挑戦。

どうも、ツァビデルです。

IXTぶりに参加したいICOが見つかったので、備忘録までに情報をまとめておきたいと思います。

そのプロジェクトはKyberNetworkです。界隈ではSlackに参加しているメンバーが3万人を超え、パンクするほどの熱狂ぶりでした。

 

また参加人数が増えたこともあり、ICOに必要なホワイトリスト登録の締め切りも3日前倒し、ICO参加への登録も幾つかのハードルがあることを考えると非常に今後が楽しみなプロジェクトです。

KyberNetworkとは?

KyberNetwork is a new system which allows the exchange and conversion of digital assets. 
We provide rich payment APIs and a new contract wallet that allow anyone to seamlessly receive payments from any token. 
Users can also mitigate the risks of price fluctuations in the cryptocurrency world with our derivative trading.

上記、ホームページに記載されている概要です。要約すると、KyberNetwoekはデジタル資産の交換をするための新しいシステム。そのシステムを応用すると、以下のサービスを消費者に提供することができます。

 

分散型取引所(DEX)の提供

TwitterでもよくHitBTCやPoloでハッキング被害に遭ってしまった人を見ます。セキュリティの問題について考えることがありますが、信頼性という意味では中央主権型ではなく、ブロックチェーンを用いた分散型取引所(DEX)への期待は高まります。

ただ、現状でも幾つかの分散型取引所は存在するものの、EtherDeltaなど使い勝手は相当悪いです、、、

決済のスピードが遅いため約定しないことや約定したオーダーが板に残っていることも多く、資産を託すレベルに達していないです。注文を出すたびに手数料が掛かったりします。(約定しなくても、、、)

それもそのはず、スマートコントラクトの技術を使用するので各注文や決済をブロックチェーン内に書き込む必要(Confirmation Timeの問題)があるからです。

 

KyberNetworkはまずこの問題を解決します。

f:id:coinkeiba:20170902202238p:plain

ある通貨と通貨を交換する際、あいだにKyberNetworkの通貨(KNC)がブリッジ的な役割を果たすことで色々な問題が解決できます。

まずは前述したスピードの問題ですが、KyberNetworkが代理で決済する形(0 confirmation)になるので即時決済がなされます。KyberNetworkがスマートコントラクトで処理するので、入金(Deposit)作業も必要ないです。(もちろん、既存の取引所で必要な本人認証などの煩わしい登録作業も必要なし。)

また私が通貨Aを友人に送る際に、友人は通貨Bで受け取りたいといったケースも、彼らのサービスを使うことで実現できます。(現状だと通貨Aを取引所で一旦BTCに変更して、またBTCから通貨Bを買うといった流れになり時間も手数料も無駄です。)

上記の通貨Aと通貨Bの取引ですが、価格はKyberNetwork内で最も良いレートを計算して決算します。

※0xとどう違うの?という質問がよくあるらしいのですが、0xはオーダー自体をオフライン(ブロックチェーンではない)で処理して後でスマートコントラクトに書き込むに対して、KyberNetworkは全てブロックチェーン上で処理可能です。また即時取引の点でも、0xよりもKyberに優位性があるようです。競合との比較チャートも貼っておきますね。

f:id:coinkeiba:20170902224426p:plain

 

仮想通貨を現実世界で使う後押し

今でもビットコインは現実世界で使うことができます。ただトランザクションの遅延等は致命的で、きちんと決済が完了するのを見届けようとするとレジ前で数十分待たないといけないといったような事象も起きそうなレベルです。

また仮想通貨は非常にボラリティが高く、10分あれば20%価値が下がるなんてこともビットコインではよくあります。決済時間の間に暴落するなどのリスクも生じます。

f:id:coinkeiba:20170902205936p:plain

KyberNetworkのサービスは0 Confirmationでの承認を代理で行うことができるので、消費者も安心して即時決済が可能になります。

また決済はビットコインでおこなうが、売り手は違う通貨d受け取りたいといったニーズも先程説明したように実施可能です。彼らはAPIを提供するので、幅広い分野で使われることを想定しています。

 

ICO参加について

ICOに必要なホワイトリストは8月末に終了しており、現在はホワイトリスト内のユーザーがICOのためにプロフィール登録をしてKyberNetworkから承認を貰うステータスです。顔写真やIDが必要で、今まで参加したICOの中でも最もハードルが高いものとなっています。※こんな感じです。

f:id:coinkeiba:20170902213329p:plain

登録は9/15で締め切られ、9/15-17の間でETHを介してトークンを購入することができます。気になるCapは200,000ETH、1ETHを約4万円とするとトータルで約80億円です。大型ICOですね。ただ半分の100,000ETHはプライベートセールで既に売り切れたようです。

1人あたりのキャップも気になるところですが、ホワイトリストの登録者数が50,000人と発表されていたので、単純に割ると1人あたり2ETHでしょうか?(ここのあたり、きちんと確認していないので間違っていたらごめんなさい。)

ICOで購入できない人は9/24からKNCが取引可能(KyberNetworkで使用する通貨)になるので、すぐに購入するのはアリかもしれません。

とにかく、私は突っ込めるだけ購入します。

 

今後のロードマップ

2018年のQ1にETHと他トークンのトレーディングが始まりそうです。年内は大きなニュースは無さそうな気もしますが、KNCが高値で取引されるであろう理由はもう1つあります。

f:id:coinkeiba:20170902220740p:plain

このプロジェクトですが、ヴィタリックがアドバイザーとして参画しています。イーサリアムを生んだ天才です。開発部分では凄く安心できる材料ではないでしょうか、、、

ヴィタリックも勿論ですが、私が出資を決めた点は仮想通貨が現実に使えるイメージがKyberNetworkの説明で出来た部分もあります。凄くワクワクするプロジェクトなので、また詳細な仕様など適宜記事にしたいと思います!