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【DTA】Biboxに上場する期待の広告系アルトコイン

久しぶりにプロジェクト単体の記事を書きたいと思います。

DTA(Decentralized AI-Powered Trust Alliance)です。

まだ仮想通貨界でも注目している人が少なく、青田買いにはなりますが、大きなポテンシャルを秘めているのでご紹介したいと思います。

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デジタル広告が抱えている問題

DTAは広告系トークンです。ブロックチェーンを用いて、デジタル広告業界が抱えている以下の問題を解決します。

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①アドフラウド

アドフラウドとは、日本語訳すると「広告不正」「広告詐欺」です。広告主はインターネット上に広告を出す際、広告のクリックであったり、表示数を課金形態として広告費を支払います。

勿論、広告主はPCやスマホでインターネットを見ている適切なユーザーに広告を配信したいと考えています。

ただ残念なことに悪意を持ってプログラミングされたボットに広告を配信しているケースがあります。グローバルの基準だと、広告主のデジタル広告予算の10%はボットによって奪われているといったデータもあります。

※DATAのWhitepaperだと40%以上がフラウドと書かれていましたが、さすがにそれは言い過ぎかなと思います、、、

※ロシアのメスボットという詐欺プログラムは6億円を動画広告から不正に吸い上げた事件もありました。

 

②寡占された業界

現在のデジタル広告業界はWalled Gardenと呼ばれており、Google, Facebook, Amazonといった巨大企業に広告主が囲われている状況です。

彼らは多くのユーザーを抱えており、ユーザーの興味関心や行動履歴等のデータを使った広告配信で巨額の収入を得ています。

それ自体は問題ないのですが、Google, Facebook, Amazonはそれぞれ独立しているのでデータのフラグメンテーションが発生します。要は1人のユーザーに対して、それぞれが独自のデータ分析をしているので、広告主にとってはそのユーザーを完璧に理解することは難しいのです。

彼らがそれぞれデータを囲む限り、ユーザーの全体像を広告主や広告代理店で把握することが困難になり、効率的なデジタルキャンペーンを実施することは難しくなります。

 

③ユーザーに嫌われる広告

基本的に広告は邪魔ですよね。

意図せずに広告をクリックしてしまってページが遷移してしまったり、同じ広告ばかりが表示されたり。お金を払ってでも広告をブロックするアプリを入れるユーザーも増えてきました。

また自分が関心がある商品やサービスの広告に追いかけられるのに気味が悪いと感じる人もいますし、GoogleFacebookなどの各サービスに個人情報を管理されるのが嫌だと感じる人もいるでしょう。

 

 

DTAとは

DTAは①~③の問題をそれぞれ解決するソリューションを提供します。

①アドフラウド

彼らはADX(Ad-Exchange)として、広告枠を独自のブロックチェーンで管理します。そのため、悪意があるボットが入り込むのを防ぐことができます。

またそのデータはブロックチェーン上で消えずに残るので、データ活用に期待が持てます。
ADX...広告枠を取引する仕組み

 

②寡占された業界

DTAはSDKと連携します。SDKとはSoftware Development Kitの略になりますが、これはデバイスベースで(主にモバイル)ユーザーの行動履歴や分析が可能な仕組みです。

これはGoogleFacebook, Amazonなどの閉じられた環境だけのデータではないので、広告主にとっても価値があります。

このデータはDTAのAIテクノロジー(おそらく類似拡張かな?)で分析され、広告配信に活かされます。

 

③ユーザーに嫌われる広告

この解決方法はトークン経済ならではで、ユニークです。

現在、広告主の予算を享受しているのは大きく広告代理店、アドテク企業、メディアです。

ユーザーは自分たちのデータが使われているのにも関わらず、何も対価を受け取っていません。(※その代わり、無料で色々なサービスが使えているとは言えますが。)

DTAの場合は、トークンをユーザーにリワードとして付与します。そうすることで、それがユーザーにとって広告を受け入れるきっかけになります。ユーザーはDTAを受け取り、それをアプリ購入などで使うことが可能です。

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BATとの比較

BAT(Basic Attention Token)は、広告系プロジェクトでは最も有名ではないでしょうか。昨年実施されたICOは秒単位で売り切れ、順調に開発も進んでいます。

BATの特徴は独自のブラウザを開発している点です。ブロックチェーンを用いて広告配信をおこない、ユーザーにもトークンを付与します。

簡単に比較すると、BATはブラウザベースでのプロジェクト。DATAはモバイル(スマホ)ベースでのプロジェクトになります。

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上記はDATAのホワイトペーパーに記載されているBATとの比較表です。

私が注目するのはBlockchain Technologyの部分です。BATはERC20ですが、DATAは独自のブロックチェーンです。

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デジタルの広告配信はコンマ1秒、で誰にどの広告を適切に届けるかを判断しなければなりません。現在のアドテク企業は1秒で数百万の広告リクエストを処理しており、そのレベルの処理をERC20で実施するのは不可能だと個人的に思っていました。(なので、BATは買ったこともありません。)

ただDTAの場合は独自のブロックチェーンになりそうなので、開発次第では順応する可能性がありそうです。

 

DATAに感じるポテンシャル

私が期待しているポイントは2つあります。

1つは、現状の広告業界にすぐに馴染むイメージが出来ていることです。

BATは彼らが開発したブラウザを使うことで、広告主とメディア、ユーザーを繋ぎます。逆に言うと、広告代理店やアドテク企業を排除します。これは理想的かもしれませんが、ビジネスモデル的には難しいでしょう。ポエムです。

 

DATAは現状の広告業界のビジネスモデルを破壊することなく、一部に取り込まれるイメージです。提携している企業(Innovation Partner)を見ても、良いところと組んでるなーという印象を受けます。

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もう一つもDTAの立ち位置に関連する話ですが、Walled Garden(Google, Facebook, Amazonなど)に対抗するポジションを取っているからです。

少し話が飛躍しますが、私はGoogleFacebookなどが広告市場を独占する世界はそうは続かないと考えています。もっとユーザーのデータは開かれたものであるべきですし、ユーザーがマネタイズできるのが理想です。

そんな世界を体現してくれそうなプロジェクトがDTAであり、2020年には25兆円を超えると言われるモバイル広告市場の大きさを考えるとワクワクが止まりません。
※以下ホワイトペーパーから抜粋。モバイル広告市場の大きさ

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トークン価値、取引所

恥ずかしながら、ずっとノーマークでICOにも参加できませんでした。1/29時点で、ETH建てでも3倍以上を記録しています。

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40億円以上ICOで集めているので大型の部類に入ると思うのですが、BATの時価総額が650億円と考えるとまだまだ伸びる余地はあると考えています。 

DTAが購入できる取引所ですが、DTAは1月にHuobiに上場しました。そして、1/30にはBiboxに上場します!

BiboxはBinance, Kucoinから少しずつユーザーが移動している流れている、有望な取引所です。中華系の取引所になるので、中華系銘柄の上場は早く、Binanceに上場するまでに先に仕込んでおくといった戦略が取れます。

※人気ICOのArcBlockもBiboxにまず上場しそうですね。

 

まだ登録していない方は以下からどうぞ。

「bibox」の画像検索結果

またDTAについて新しい情報が出てきましたら、記事にしてみたいと思います。それでは!