仮想通貨Twitter界の皆さんを見ていると、多種多様な投資法を実践していて非常に参考になります。友人に仮想通貨って儲かるの?って聞かれると、僕は儲かる!と答えます。ただ、投資方法にもよるのかなと思います。
幾つかの代表的な仮想通貨の投資方法を整理してみましたので、ご覧ください。
①ガチホールド手法
界隈ではガチホ、気絶法と呼ばれる投資方法。
買ったら暴落しようが暴騰しようが長期的にホールドするといいう投資方法です。非常にメンタルが試されます。
何かの投資本で見たのですが、昔々、和歌山の天才投資家は「株券が手元にあるから売りたくなるのだ。」と言って、株券の番号だけ手帳に控えて焼却したらしいです。そうすると再発行に1年はかかるらしく、強制的なホールドになります。結局、数十倍になったところで売却したらしいです。凄いメンタルです。
この方法は仮想通貨でも通用するケースが多いと思いますが、やるならメジャー通貨(ビットコイン、リップル、イーサリアムなど)に限るかなと感じています。(メジャーでなくとも、自分が信じ切れる通貨であれば良いと思いますが。)
仮想通貨の世界では資金の流れが激しく、一時的に時価総額が上がった通貨もジワジワと価格を下げていきます。数年後も揺るぎない地位を固めているであろう王者ビットコイン、決済通貨のリップル、スマートコントラクトのイーサリアムあたりは、この手法と相性が良いでしょう。
②ICO
私が参戦するよりも前の2017年前半だと、とにかく参加すれば数倍に価格が上がっていた投資方法です。現状、あまり儲かる手法とは言えなくなってしまいました。
確かに、KyberNetworkなど先月も5倍になるICOはありました。しかし、毎月50以上あるICOのほとんどは上場後に価格を下げます。幾つかあるアタリ案件を見つけるのは、相当の労力と審美眼が必要になるます。
凄く期待していたAirSwapでさえ微増という現状ですし、今後ICOへの風当たり、法規制も更に厳しくなってくると思います。ゴミの山から宝を見つけ当てる作業は楽しいのですが、リターンを考えると厳しいでしょう。
そのあたりの話は以下の記事にも書いていますので、もし宜しければご覧ください。
③分散投資、インデックス投資
仮想通貨市場は右肩上がりなので、仮想通貨に興味があるがそこまでリスクを取りたくない人には良い投資法だと思います。コインチェックの銘柄を幾つも保有している人なども分散投資になると思います。
インデックス投資も、今後注目される投資法だと思います。時価総額が高いTop30の銘柄を組み込んだインデックスや配当型トークンだけのインデックスなど、面白いものも出てきています。こちらも、一度記事にしているのでご覧ください。
④集中投資
大きく儲けたいのであれば、集中投資でしょう。
まず、仮想通貨はボラリティが高くリスクがある投資です。なので、逆に考えれば無くなってもよいという資産でギャンブル的に楽しむのは個人的にアリなのではと思います。
ここで、モナコインのチャートを見てみましょう。
1ヵ月前に40円程度で推移していた価格が700円まで暴騰しました。約17倍です。100万円買っていれば、1700万円になっていたのですね。夢があります。
こういったケースは稀ですが、株式投資では考えられないようなリターンを集中投資によって得ることが可能です。
⑤短期売買(デイトレード)
最後に、短期のトレードです。Twitter界隈でも稼いでいる人は確かにいます。
テクニカル分析が仮想通貨で通用するのかは、正直私にはわかりません。ただ初心者が手を出すのは危険だと思いますし、以下の理由でオススメはしません。
①時間とメンタルが削られる
四六時中、価格が気になります。Blockfolioを数分に1回開くことになるでしょう。
②手数料の比率が高くなる
トレードすればするほど手数料はかかります。仮想通貨において税金の問題も不透明ですが、トレードする度に課税される可能性もあります。複数の取引所を使うために送金手数料もかかりますし、それを補うだけのリターンを得る必要があります。
個人的には
現在、私は②ICOと④集中投資を実践しています。仮想通貨全体の伸びよりもリターンは大きいので、それなりに成功しているとは思います。※ただ、ICOへの参加は今後控えていくつもりです。(儲けるのが非常に難しくなりました。)
結論、仮想通貨でどれだけリターンを得たいか、どれだけリスクを許容できるかだと思います。(私も含め)多くの人にとって、仮想通貨投資は無くなってもいいレベルのお金で投資をしていると思います。だからこそ、ギャンブル的な投資が可能です。(そういう意味では④集中投資になりますよね。)
ただ来年はもう少しまとまったお金を入れたいと考えており、その場合は③かなとも考えております。
また未熟者ながらアドバイスできることといえば、常に買い増し用の日本円は置いておいたほうがよいということです。
バフェットの右腕であったマンガーは、数十年スパンで訪れる株式市場の大暴落に備えて、1000億円は常に現金で保有していたようです。そして市場が暴落してパニックに陥った時に買い漁る。これを徹底していたと聞きます。
仮想通貨は株式以上に価格のボラリティが高く、ビットコインでさえ1ヵ月で価格が半分以上暴落することもあります。そのタイミングで買い増せる資金力、判断が非常に大事だなと思う今日この頃です。
11月にはハードフォークも控えていますし、また暴落相場も訪れるでしょう。そんな時も楽しめるように仮想通貨は余裕資金で。そして、買い増し用の資金も用意しておきましょう!それでは!