10月は有望なのないな~。見送りかな~と。思っていたICOですが、結局2つ参加することにしました。
1つ目はRequest Network(こちらはホワイトリスト登録者だけの購入になり、既にホワイトリストは締め切っています。)、2つ目は今回の記事で書くAirSwapです。
簡単にAirSwapについて説明したいと思います。
AirSwap概要
The engine of the new token economyが彼らのキャッチコピーです。簡単に言うと、イーサリアムベースのDEXですね。流行りものです。笑
DEXというと取引所をイメージしますが、彼らは第三者が入り込まない完全なる個人間のトークン交換を促進します。※ERC20に準拠しているトークンのみ
彼らはP2P(ピアツーピア)でのトレードに特化しており、AirSwapは真のP2Pエコシステムを促進するためのプロトコルです。と、ホワイトペーパーに書かれています。
まとめると、信頼性があり安全というDEXならではのメリットは活かしながら、プライベートを守りながらトークン交換相手の探索と適性な価格交渉をサポートする。ということになります。
他DEXとの違い
最近ICOで価格が上昇した例をあげると、0x(ZRX)やKyberNetwork(KNC)が思いつきます。そうです、今ICOではDEX系がホットなのです。
でもそれぞれの違いって何なの?って思いますよね。AirSwapの特徴は以下になります。
①厳密なP2P設計
彼らはオーダーブック(注文板)をブロックチェーンで再現しません。オーダーブックは価格の先回り(他人のオーダーを見て安く指したり、高く指したり)の原因になるため、適切な取引の手法ではないと彼らは考えています。
また0xやEtherDeltaなどのDEXはオーダーブックを作成するのにコストや時間がかかります。それに対して、AirSwapは手数料無しでオーダーブックを使わずにプライベートに個々の取引ができる仕組みです。
②オラクルのAPI
オラクルは各トークンの価格が適正かを判断する彼らのシステムです。過去のトレード履歴や他取引の入札価格を収集して提示することもアイデアとしてあるようです。
またホワイトペーパーでは「オラクルのAPIは、注文価格を判断するためにメーカーとテイカーによって使用される。価格は、提案であって実行可能形式ではない。」と書かれています。
となると、このオラクルが提示する価格はあくまでも参考であり、別にその価格で決済する必要がないことを意味しています。
③オフチェーンでの交渉、オンチェーンでの決済
kybernetworkはユーザー間のマッチングでは無く、kyberが保有してるリザーブ分からトークンの交換を実行する。#blockchaintokyo pic.twitter.com/bEB9WIHe6h
— アラタ/仮想通貨な渋谷系ITリーマン (@cry_curr_ar) 2017年10月3日
アラタさんがTweetされていましたが、KyberNetworkはリザーブを保有し、全てオンチェーンで動きます。それに対して、AirSwapは取引相手の探索や価格交渉をオフチェーンでおこない、決済のみオンチェーンでおこないます。ブロックチェーンは書き込まれると改竄・修正ができないため、交渉の時点での価格の自在性をAirSwapは重要視していると考えられます。
※価格交渉は数回のメッセージで迅速、公正、かつ内密に取り決められることができます。
トークンセールについて
10/10にトークンセールが開始されます。
トークン価格
- 1 AST は 0.001 ETHです。
- 1.5億 ASTが売りに出されます。トータルは5億AST。
トークンの配分
- 15%はプレセールでの販売
- 2% はベータ版ユーザーのために販売
- 13% はメインのセール(10/10)で販売
- 10% はアドバイザーやパートナーに
- 10% は4年以上支援している投資家に
- 10% は新しいパートナーシップに
- The remaining 残りの40%は6ヶ月間の間はロックアップされます。
ただPre Sale Reportを確認すると、Pre Saleで売りすぎてしまったみたいです、、、Main Sale(10/10)で販売される量は4200万ASTになるだろうということです。
AirSwap Presale Report – AirSwap Blog
トークンの使い道
その他
- 中国在住の方は、プレセールに参加できません。
- 全てETHでのセールになります。
- セールから1週間後に、トークンは取引可能になります。
将来性とリスク
ASTトークンはAirSwapのサービスを使うために必要で、かつ様々な機能が付与される予定だ。と彼らはインタビューで答えています。
そう言われても、個人的には他プロジェクトと比較して、価格が上昇する仕組みが今のところ不明瞭で不安を感じます。
また正直、KyberNetwork等他のDEX系プロジェクトと比べて、すぐに使うイメージがつきません。個別に価格が交渉できると言われても、めんどくさいし取引で損しそう、、、それならオーダーブック(注文板)がある取引所を使いますよね?当然だと思います。
このプロジェクトの鍵はAPIではないでしょうか。
「このプロトコル(Swap)およびAPIは、拡張可能であり、我々とともにアプリケーションを築き上げるようコミュニティーに奨励する。」とホワイトペーパーに書かれており、既存のサービスや今後出てくるサービスにどれだけ組み込まれるかが重要に感じます。
今後、世の中で色々な商品がトークン化されるかもしれません。そうなったときにAirSwapが果たす役割が大きいのだと思います。(例えば、オークションサービスなどであれば価格交渉は必須です。)
比較するとKyberNetworkは適正な価格を自動で導き出し、価値の交換を容易にします。それに対してAirSwapはP2Pの完全なプライベートでの取引です。現実世界やビジネスごとを考えると、世の中の価値交換は個人間の交渉が非常に多くあります。そういった機会に上手く入り込めばポテンシャルは計り知れません。
上記踏まえまして、短期で売りぬくような銘柄ではなく、長期的に保有する銘柄に思えました。ただセールはすぐに売り切れてしまうと思いますので、ご興味がある方は本日ホワイトリスト登録が開始しますので、先に済ませちゃってください。※ホワイトリスト登録のURLはまだアナウンスされていません。
またアップデートがあれば、共有します!